夏の終わりの失恋と、ドヤ顔の先輩
このブログでは、若い頃の恋愛、勘違い、見栄、失敗を自虐多めで振り返っています。笑い話っぽく書いていますが、本人としては当時それなりに本気でした。
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ここで話をT美さんに戻そう。
T美さんが帰省した夏休み中、ボクは街の高級ホテルでルームサービスの夜勤バイトをした。
想像つくとは思うが、高級ホテルの宿泊客で、夜中にルームサービスを注文する類の人種は、19歳のボクには少々刺激の強い方々のオンパレードだ。
親子ほど年の差がありそうなカップル、中年カップルではあるが、上品な水商売風の女性とできるサラリーマン風のカップル(この部屋から深夜の巡回時、すさまじい喘ぎ声を拝聴させて戴いた)、ボクと同世代と思われる海外モデル?アイドル?様一行や、もちろん日本の芸能人も見かけた。
これらの人たちへの接客は、田舎育ちのボクの経験値を爆上げしてくれた。
■ 突然のドライブの誘い
9月に入り、貯まったバイト代で教習所に通おうと、近隣の教習所のパンフレットに目を通しているとき、部屋の固定電話が鳴った。
「おう、ハジメか?今何してる?これからドライブいこうぜ」
イケメン3人組のひとり、Z夫さんからだった。
「いいですよ、暇してましたし」
夏も終わるというのに、部屋でひとり教習所のパンフレットを眺め、くさっていたボクには渡りに船だった。
“ププーッ!”
Z夫さんのクラクションだ。
ボクはいそいそとアパートの階段を下りる。
( ゚Д゚)。。。。。
「T美も一緒なんだよ。(^^)v」
Z夫さんのドヤ顔が癇に障る。そう、ボクはT美さんに恋をしたが、そのずっと前から彼女と同じ大学のZ夫さんはT美さんを追いかけていたのだ。ボクは後部座席に乗り込んだ。
■ 残酷な報告
「あ、あのさぁ、オレたち付き合うことにしたから。」
Zのドヤ顔とドヤな口調に、ボクは平静を保てない。
「え、ああ、そうなんですね。Z夫さんよかったじゃないですか!」
やっと絞り出した大人のセリフ。
でもなんでそんな報告をボクにしに来たのだろう。夏前のT美さんとボクの長電話のことをZ夫さんは知っているのだろうか・・・。
そんなことがボクの頭の中をグルグルとめぐり、その日どこに行ってどんなことをしたのか記憶が全くない。歌の歌詞のようだが、夏の終わりとともにT美さんへの恋も終わった。女心は全く理解できない、そんな思いとともにまたボクはひとつ成長した。
この後、T美さんとZ夫さんは3年間付き合うことになる。3年後の話はまた後述しよう。
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読んでいただきありがとうございました。
この時のボクは、もちろんこのあとさらに別の女性で余計なことをします。
次回は、イツメンのもう一人の女子「Y子さん」の部屋でお泊まりをしたのに、何もできなかった情けないお話です。